いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

2022-01-01から1年間の記事一覧

ことばが持つ雰囲気に名前がついた。「うまれることば、しぬことば」

「うまれることば、しぬことば」 反言葉狩り発言をするのはたいてい、芸能の世界の強者。ですが「言葉狩りにあっている」というと、不当に弾圧されている被害者のように見えたり、またその弾圧に対して反旗をひるがえす勇者のように見える効果があるのでした…

写真が超おしゃれなお片付け指南書「稼働率100%クローゼットの作り方」

「衣裳部屋」として自宅とは別にアパートまで借りていたスタイリストの筆者が、 服を厳選して「稼働率100%」のクローゼットを実現した方法が紹介されている。 ・一度服を全部出して仕分けし厳選したものを残す ・偏愛アイテム(筆者の場合はデニム)は残す …

暇な人、謎解きでもしませんか

暇な人、謎解きでもしませんか レベル別に謎解き60問が掲載されている。 前半サクサク進んでも、後半は1問1問結構時間かかった。 なかには、これをノーヒントで思い付けってのはちょっと論理の飛躍では…と思うものもあったが、 それも含めておもしろかった…

片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう

この本で書かれている、整理ができるようになるメリットは以下の通りだ。 モノの整理をすることで、大切なことを選ぶ力が付き、時間を区切る力がつく。 片付け知識を意識に変換して行動する。 世の中に流されず、自分にとって必要なモノえらびに迷わない。 …

アカンヒトズカン

身近にいたらちょっとこまる「アカンヒト」。具体例と、対処アドバイスが満載の、「アカンヒトズカン」 軽い気持ちで読み始めたが、 いきなり、冒頭の アカンヒトとは の部分にとても共感した。 ”悪い人ではないんだけど、ちょっとめんどくさい人”、それがア…

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 著者が提供する「自己理解」メソッドプロフラムを基にした本だ。 好きなこと(情熱)、得意なこと(才能)、大事なこと(価値観)の掛け合わせで、やりたいことを見つける、という考え方だ。 価値観→得意なこと→好…

植物性たっぷり×動物性ちょっぴり おいしすぎるたんぱく質おかず

植物性たっぷり×動物性ちょっぴり おいしすぎるたんぱく質おかず 筋肉・骨・内臓・皮膚を形成、酵素・ホルモン・血液の材料となるたんぱく質。 この本では、植物性と動物性の素材を両方使うことで、 満足感を得られる 胃もたれしない うまみの相乗効果が生ま…

「お探し物は図書室まで」自分で解決する力

お探し物は図書室まで 小学校に併設の「羽鳥コミュニティハウス」には、図書室がある。 大なり小なり日常で悩みや困りごとを抱えている人たちが、レファレンスで探したい本を伝えると、司書の小町さんが、目的の本+全然関係なさそうな本1冊が掲載されたリス…

3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語

3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語 喫茶店をテーマにした、ショート・ショートが25作品収録されている。 中でも、気に入ったのは 「アットホームじゃない会社」だ。 主人公は、「アットホームな会社」という宣伝文句の企業は避けたいと考えて…

野球の撮り方ガイドブック

野球の撮り方ガイドブック デジタル一眼レフカメラの入門書は多数あるが、こちらは野球(少年野球~高校野球の、グラウンド近くから撮影できるもの中心)に特化した本だ。 ネットやフェンスの消し方 守備位置ごとの撮り方や、バッターを撮る際の撮影ポジショ…

完全版最後の講義 これからの時代を生きるあなたへ

これからの時代を生きるあなたへ NHKの番組「最後の講義」の収録すべてに著者が加筆し、再構成した本だ。 ジェンダー教育の第一人者、上野千鶴子氏が、 主婦・家父長制・ケア・フェミニズムについて行った講義と、受講生との対話が書かれている。 その中で、…

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書 ・学ばなければならない理由 ・著者のこれまでの学び方 ・STEAM教育時代に身に着けておくべき要素 が述べられている。 その中でも納得がいった考えは、 「なぜ勉強…

「ばくりや」ちょっとぞくっとする連作短編

連作短編集、「ばくりや」を読んだ。 自分の能力と誰かの能力を交換する不思議な店、「ばくりや」。 女性に異常に好かれる能力、就職先がつぶれる、間が悪い…など、いろんな「能力」を持て余してばくりやを訪れる人たちの物語だ。 若干ネタバレ気味かも…だが…

「バカ格差」バカげた格差に振り回されずに生きる方法

「バカ格差」を読んだ。 多数の格差が世の中には存在している。 その格差に対して、著者は、 格差の原因を考え、分析して、今後私たちはどのように生きていくべきか の提言をしている。 格差の例としては、タワマンの階数、学歴、会社名、出世、雇用形態、性…

「アドバイスかと思ったら呪いだった。」クソバイス対応は知ってて損なし!

「アドバイスかと思ったら呪いだった。」を読んだ。 クソバイスとは 求めていないのに繰り出される、クソみたいなアドバイスのこと。相手のためを思って言っているようで、実は上から目線で持論を押し付けているだけのことが多い。なお、クソバイスすると大…

フランスの悪魔に学んだ3秒仕事術

フランスの悪魔に学んだ3秒仕事術 を読んだ 著者は元カルフールの日本進出PJに参画していた。 カルフールでの経験を基に、交渉力・プレゼン・発想・会議を向上させる(=質・速さとも)フレーズが紹介されている。 ビジネス力=交渉力×スピード 交渉術 プレ…

「嫌われた監督」エキスパート集団を目標へ導くリーダーの一例

「嫌われた監督」を読んだ 落合博満が中日監督に就任してからチームをどのように運営したか、 12人の選手・球団関係者と落合の関係性を通じて描かれている。 好き嫌いではなくバッティングの技術向上を目的として落合とつながる福留孝介。 「この世界、好き…

「フライパンでラクちん揚げもの」しっかり揚げもの、なのに後始末もラク。

揚げ焼きは、さじ加減が難しい。 例えば、「大さじ4杯の油」だと、若干揚げ物っぽさが少ない。 一方で、同じ揚げ焼きでも「フライパンに2cm の油」だと、30cmフライパンでは結構な量の油を使うこととなり、後始末も大変。 大きな揚げ物用鍋にたっぷりの油は…

「習慣超大全」たくさんの事例の前に、一つの原理原則を知ることが大切

「スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法 習慣超大全」 を読んだ。 原書のタイトル?はTINY HABITS(小さい習慣) だ。 行動を変えれば人生が変わる。行動を促すのは「フォッグ行動モデル」によると B=MAP(Behabior=Motivation & Ability …

「解きたくなる数学」数学もパズル。

解きたくなる数学 ピタゴラスイッチでおなじみの佐藤雅彦研究室メンバによる数学の本だ。 あとがきに記載されるこの文言が、この本すべてを物語っていると思う。 現実の世界に数学の問題がデザインされると―― ひと目で問題の意味が分かる。 ひと目で問題を解…

くらべる世界

くらべる世界 ところ違えば「あたりまえ」も違うこと、をビジュアルで直感的に理解できる1冊。 ドーナツ発祥地のオランダのドーナツと、アメリカのドーナツは形が違う。アメリカで、中まで火が通りやすいよう穴をあけたリングドーナツが作られた。 箸でも、…

「日本人の知らない日本語」トライアンドエラーの力

日本人の知らない日本語 シリーズ。 日本語学校の生徒(4巻は外国で日本語を学ぶ学生)が日本語を学ぶ際に 間違えがちなこと、思いもよらない間違いをすることなどが描かれている。 単に間違えて覚えているだけではなく、外国人の言い間違いでよくあるのが、…

「総務部DX課 岬ましろ」

ストーリー仕立てで、DXプロジェクトのキモがわかりやすく紹介されている。 DXを進めるにあたっての考え方をザックリ理解できる一冊だと思う。 この本では、DXのポイントとして以下のような点が挙げられている。 ドラッガーの5の問い、「ミッション」を知…

地中の星

門井慶喜さんの地中の星 を読んだ。 日本で初めての地下鉄誕生から、営団地下鉄ができるまでの物語だ。 地下鉄建設のために奔走した早川徳次、歴史の表舞台に名は残らないものの、「誰もやったことがない」工事を、しかも「都会のど真ん中の地下で」「限られ…

アンチ整理術

捨てる技術・断捨離・ときめき…など、整理整頓して身の回りを整えることが長期的ブームだ。 そんな中、あえての「アンチ整理術」というのにひかれて読んでみた。 大勢が利用する場所、手順ややり方が決まっていてその通りきっちりやるべきことが求められる環…

Invent & Wander

Amazon創業者 ジェフ・ベゾスが、株主に宛てたレターや講演等で話した内容をまとめた一冊だ。 新ビジネスの始め方、新ビジネスに必要な長期的視点等についての考え方が、もともとのAmazonのサービス、プライム、AWSやアレクサの例とともに示されていて、なる…

土井善晴の素材のレシピ

土井善晴の素材のレシピ 4段階の2番目3番目、少しなら余裕あるモード・リラックスモード で作るレシピとして紹介されている。 このレシピの調理手順には以下のような項番はない。 1.xxxして****する 2.1を***する なんなら、手順が30文字強の…

ミルクとコロナ

[ミルクとコロナ]を読んだ。 自分のバイアスに気づくこと、また、目標を見失わないこと など、改めて気がついた1冊だ。 「野ブタをプロデュース」の白岩玄さん、「人のセックスを笑うな」の山崎ナオコーラさん、 同時に文学賞を受賞した「同期」的な二人の…

戦の国

戦の国 戦国時代、織田信長から豊臣秀頼まで、6人にフォーカスした連作短編集だ。 「黄金児」は豊臣秀頼のストーリーだ。 これまで抱いていたイメージ(ドラマで描かれていたイメージ?)と比べ、頑強かつ聡明で家康と堂々渡り合う青年として描かれている。 …

ビジネスデザイン~未来を作るビジョンとプロセスとITの話~

ビジネスデザイン自分の仕事をよりよくするためのビジョンの描き方、ビジョンを要件定義に落とし込むやり方を解説した本だ。この本では、ビジョン・プロセスを明確にして、IT前提でそのビジョンとプロセスを実現する要件定義を行うまでが解説されている。表…