揚げ焼きは、さじ加減が難しい。
例えば、「大さじ4杯の油」だと、若干揚げ物っぽさが少ない。
一方で、同じ揚げ焼きでも「フライパンに2cm の油」だと、30cmフライパンでは結構な量の油を使うこととなり、後始末も大変。
大きな揚げ物用鍋にたっぷりの油はからりとおいしく揚がるが、使用済み油の保管が邪魔であり、また、保存すると油の酸化も心配。
その点、この「フライパンでラクちん揚げもの」は、いい線をついているな~と思っていて、目下、揚げ物はこの本のレシピを基準にしている。
「20㎝のフライパンに1.5㎝高さの油」で、唐揚げ、とんかつ、コロッケ、フライ、てんぷら…など、なんでも作れるレシピだ。
20㎝フライパンなので、一度に調理できる量に制限はあるが、2回3回と揚げればよい話だし、若干油は大目にあまるが、吸い取って捨てられる量だ。
ギトギトのオイルポットを補完することもなく、揚げ物として物足りない感じもなく、いい感じに仕上がりとてもおすすめだ。
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タイトル フライパンでラクちん揚げもの
著者 上島亜紀
出版社 家の光協会