いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「銀河鉄道の父」世間の目より、自分の気持ちに沿って生きる

「銀河鉄道の父」は宮沢賢治の生涯を、父・清次郎の視点で描いた小説だ。 銀河鉄道の父 (講談社文庫) 作者:門井慶喜 講談社 Amazon 清次郎は親の代からの質屋を成功させて、比較的裕福な暮らしをしている。 賢治が生まれた当時(明治時代)にしては珍しく、…

「凡人くんの人生革命」凡人でもできる簡単そうなことを、つづけること、工夫することが革命を呼ぶ

サブタイトル、「嫌なことから全部抜け出せる」かは怪しいが、 凡人 が 人生に 革命を起こす そのためには、簡単なことでも「継続する」ことだ、とこの本では説かれている。 嫌なことから全部抜け出せる 凡人くんの人生革命 作者:ヒトデ KADOKAWA Amazon 人…

「28文字の捨てかた」買いたくなったらこのフレーズを思い出せ!

断捨離、ときめき、捨てる、その系統をいろいろ読んで、 少しずつモノに対する考え方も、すこーしずつ変わりつつある。 28文字の捨てかた 作者:yur.3 主婦の友社 Amazon この本では、物・人間関係・思い出を「捨てる」ための「考え方のエッセンス」と、具…

なぜ秀吉は

門井慶喜さんの本で、歴史上の人物に焦点をあてたものが、面白い。 「なぜ秀吉」はもその1冊だ。 なぜ秀吉は 作者:門井 慶喜 毎日新聞出版 Amazon この本では、秀吉が朝鮮出兵をするに至った動機を、名護屋城(名古屋城)築城に絡め、陶工・茶々の世話役だっ…

銀閣の人

銀閣の人 足利義政が、銀閣を建立し、「わび・さび」文化を作り上げ 後世にのこるまでを描いた小説だ。 銀閣の人 作者:門井 慶喜 KADOKAWA Amazon (以下は、ややネタバレ) 足利義政は、室町幕府の威厳が弱ってから八代将軍となった。 自身が将軍となってか…

さらに!やばい日本史

ウラばなし、というのは面白い。 東大教授がおしえる さらに! やばい日本史 作者:滝乃みわこ ダイヤモンド社 Amazon ざっくりした時代背景の説明 歴史上の人物の ・すごい(よく知られる面) ・やばい(あまり知られていない面) が描かれている。 律令国家…

むかしむかしあるところに、死体がありました。

昔話をモチーフにした殺人事件。 続編が出て初めてこの本の存在を知り、まずは初めの本から読んだ。 むかしむかしあるところに、死体がありました。 作者:青柳碧人 双葉社 Amazon 5つの昔話を基にしたミステリー小説で、 昔話では語られない部分で殺人事件が…

素晴らしき家族旅行

実家の介護問題をテーマにした小説、「素晴らしき家族旅行」を読んだ。 素晴らしき家族旅行 上 (毎日文庫) 作者:林 真理子 毎日新聞出版 Amazon 素晴らしき家族旅行 下 (毎日文庫) 作者:林 真理子 毎日新聞出版 Amazon 主人公の幸子は、夫の祖母・淑子の介護…

聴く力の強化書

これまで、私は傾聴の技術を誤解していた。私の思っていた傾聴は、自分のことを話さず聞き手にまわる相手の話をしっかり聞き(しっかりって曖昧!)、内容を理解する…というようなもの。この本では、傾聴のやり方が具体的に示されていて、いかに傾聴を異なる意…