日本人の知らない日本語 シリーズ。
日本語学校の生徒(4巻は外国で日本語を学ぶ学生)が日本語を学ぶ際に
間違えがちなこと、思いもよらない間違いをすることなどが描かれている。
単に間違えて覚えているだけではなく、外国人の言い間違いでよくあるのが、
1つのパターンをほかのコトバにも当てはめようとして
おかしくなってしまう、というもの。
例えば、なんでも「ございます」をつけてしまう
(こんにちはございますとか)…など。
このエピソードで、引っ越してきた子が
方言を使おうとするときにも似ていると思った。
(なんにでも「~ねん」とつけておかしくなってしまう、など)
日本人は違和感なく使い分けられるのは、文法として習うのではなく
小さいころからのトライアンドエラーの積み重ねがあるためだと感じた。
外国語を、まるで赤ちゃんが初めて言葉を覚えるときのように
大人になってから覚えるのは難しく、
短期間で理解するには文法の考え方などは必要だと思う。
適切に使えているかは、実際話すことが大事だと思った。
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タイトル 日本人の知らない日本語 1・2・3・4
著者 海野凪子・蛇蔵