いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法の方法はない、「自分には価値がない」の心理学

仕事や家事育児、人間関係で躓いたとき、自分は何をやってもダメ、自分がいないほうがいい、そんな風に落ち込むことがあります。 そのままでいいとか、あるがままの自分を受け入れよう、とか、そういう本は、読んでいる間は落ち着くけれど、現実は変わらない…

そういうものだ、ではなくて、やっぱりおかしい、と言葉にするのが第一歩。「82年生まれ、キム・ジヨン」

日本よりさらに男女差別の大きい(と思われる)韓国の話ですが、 まったく、ほぼそのまま日本でも当てはまると思う事項が多数。 キム・ジヨンのうまれてから、子供を産むあたりまでの人生の中で、 いくつも出会う性差別(それが当然のこととして行われる)が…

山登りの楽しさ全開!「山登りはじめました」

山でハイキングするのは好きだけど、一人で、交通費もかからず、確実に行ける場所ばっかり探していって、かれこれ5年くらいたちます。 違うところに行くのは・・・人を誘うのも計画立てるのも面倒だなと思っていました。 ただ、この「山登りはじめました」で…

主婦だろうが何だろうが、料理をしない選択肢もある「料理が苦痛だ」

以前、料理レシピ本大賞になっていて ようやく読んだ本。 料理嫌いの苦痛を和らげるには 「簡単レシピ」でも「キッチン断捨離」でもなく、 「料理を作りたい気持ちになる」ことだ。 そして「作りたい気持ちになる」ために必要なことは、 いったん料理から離…

常識は、変わるもの。「生命式」

読んでて怖くなってしまう短編多数。 中でも気になった2編。 生命式 主人公は、昔の常識/倫理観と、今の常識/倫理観がぐるっと変わった世界にいる。 多くの人は、変わった常識/倫理観を受け入れている。 常識は変わっても、「人間としての倫理観は不変」…

私のなかの彼女

主人公の女子大生が作家となりたい、と志す。 賞をとり仕事が増えるなかで、先に成功していたクリエイターの彼氏とも歯車が噛み合わなくなってくる。 二作目は彼氏からアイデアを盗んだと言われ、二人の同棲生活も破綻し、主人公は小説を書かなくなる。 よう…

端的に、は日本語も英語も一緒 「英語は3語で伝わります」

中学・高校で習った構文を使わずに、シンプルに、伝わりやすい英語を話すためのコツの本です。 この本の方法で言い換えると、ずいぶん文章がすっきり!と分かりやすくなると実感しました。 中高でそれなりに英語の勉強をまじめにやったので一応読めるが、と…

本末転倒にならない読書法の本、「本は10冊同時に読め!」

読書で得た情報をどうやって血肉にするか というハウツー的な内容ではなく、 とりあえず本は読んどけ。一冊読んでから次の一冊じゃなくて、何冊でも(10冊くらい)並行で読め。 本を読むと教養が身につく、読まないと中身のない人間になる。 という主張をい…

なぜ勉強をするのか?への、答えの一つ 「手紙屋」蛍雪篇

何をしていいかわからない、将来の進路に悩む主人公の高校生が、「手紙屋」との文通を通して、「勉強をする意味」を考える話です。 答えは一つではなく、やり取りの中でいろいろな考えが出てきますが、 もやもや思っていたけどうまく言葉にできなかったこと …