ストーリー仕立てで、DXプロジェクトのキモがわかりやすく紹介されている。
DXを進めるにあたっての考え方をザックリ理解できる一冊だと思う。
この本では、DXのポイントとして以下のような点が挙げられている。
- ドラッガーの5の問い、「ミッション」を知る
- クイックに、90日でまず成果を出す
20%の賛成派とともに成功事例を作ることで、60%の様子見層含め前向きに取り組む雰囲気づくりをする - デジタル化は手段であり目的ではない。デジタルを活用して価値提供することがDXだ。
- 提供者目線ではなく顧客目線。
顧客は誰か(どんな人か)、どんな課題を抱えているか、課題に対する提供価値はなにか?を考える - 進化するデジタルテクノロジーを利活用して、顧客に便利でより良い価値提供をすることが自社のビジネス変革し続ける活動になる。
これを読んで、日ごろ、ついつい手段が目的化しがちだ…と反省した。
ミッションは?目的は?それを実現するためには?と考える一方で、
では実際に何をやるか、というところで、ついつい現状の業務がまわるには、とか、今の枠組みで何を改善するか、というところに目が行きがちだからだ。
目的を見失わないことが大切だと感じた。
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タイトル 総務部DX課 岬ましろ
著者 須藤憲司
出版社 日経BP
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