いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

2022-01-01から1年間の記事一覧

オーラの発表会

綿矢りさ オーラの発表会を読んだ 主人公の海松子(みるこ)は人の気持ちを想像したり、 人からどう見られるかということを考えたりすることがかなり苦手。 他人の真似をして本人は生きているつもりだったが、 子供のころから学校では孤立しているとみられて…

パックンの最新野球英語講座

パックンの最新野球英語講座 を読んだ。 パックンの最新野球英語講座 メジャー・リーグ中継を英語で味わってみよう! 作者:パトリック・ハーラン ベースボール・マガジン社 Amazon 家族も英語に興味を持つかも、と思って読んだ本。 英語の勉強になるかと言わ…

逆ソクラテス

逆ソクラテス を読んだ 小学生をモチーフとした短編集だ。 ■逆ソクラテス。 主人公の加賀の同級生、安斎は担任の久留米先生が、 自分の考えが正しいと思い込み先入観を持って児童に接していることに 反発し、「カンニング作戦」を実行する。 事実は事実とし…

「繊細さん」の幸せリスト

自分が完全に該当するわけではないとは思うが、 一部当てはまる部分もあるかも…と思う「HSP(Highly Sencitive Person)」 すなわち「敏感な人」という概念が最近気になっている。 そのHSPをテーマとした本、「繊細さん」の幸せリスト を読んだ。 この本は、…

書店員と二つの罪

碧野圭さんの小説、「書店員と二つの罪」 を読んだ。 「書店ガール」・「菜の花食堂のささやかな事件簿」…等の、 前向きに仕事頑張ってみよう!系のお仕事小説とは、 どうも表紙の雰囲気もコピーも違うぞ…とは思いつつ…だったが、 やっぱり全然違った。 17…

イノベーション道場

イノベーション道場 限界まで思考し、人を巻き込む極意 著者は元ネスレ日本法人社長で、 イノベーションに近づくための思考・実行法を紹介する本だ。 筆者は、 イノベーションは「顧客の諦めている問題を解決すること」 であり、ビジネスとして成立させるた…

藤井弁当

藤井弁当のポイントは3つ ・卵焼き器ひとつで作る ・ゆで野菜⇒卵焼き⇒肉・魚 の順に作る ・同じ段取りで、材料や味付けを変える 5日間、これを繰り返してみましょう。 すると、不思議なことに、「体」がお弁当作りを覚え始めます。 もしも、実感がわかない…

イマジン?

新卒で映像製作の企業に内定したが、その企業は入社するまえに、多額の負債を抱え計画倒産。 以来、映像製作系の会社からは弾き出され、定職を得ずにいた主人公が、もとバイト仲間から声をかけられて、 映画やドラマ制作の世界にバイトとして足を踏み入れる…

砂の王国

砂の王国は、新興宗教をテーマにした小説だ。 最近のニュースで、二世信者の苦悩や、宗教とお金の問題が大きくクローズアップされている今、この本を読み返した。 主人公は大手証券会社をクビになり、妻も出ていき、ホームレスになる。 寝泊まりする公園で出…

誰かが足りない

誰かが足りない 評判で予約のとりづらいレストラン[ハライ]に、10月31日6時に予約をした人たちにまつわる短編連作。 この本を読んで感じたのが これまでは変えられないから、 いま出来ることを考えて行動する、 ことだ。 失われたものは戻らない、失敗…

ごはんのおとも-The OTOMO recipe book ごはんのおいしさを引き立てる、愛すべき名脇役たち。-

ごはんのおとも-The OTOMO recipe book ごはんのおいしさを引き立てる、愛すべき名脇役たち。- 朝ごはんの支度をする時間がないとき、 昼ご飯に一人で軽く食べたいとき、 夕飯のおかずがちょっと足りないとき、 そんなときに、冷蔵庫に材料または作り置き…

必要十分生活

必要十分生活 を読んだ 掃除機は不要、クイックルでOK、むしろものを置かないようにする 机の上のものは全部持ち運ぶ ペン立て不要 そうじは汚くならないうちに毎日やる 置くものを減らす など、筆者がたどり着いた結論が書かれている。 断捨離、ときめき…の…

うまさ格上げ おうちごはん革命

うまさ格上げ おうちごはん革命を読んだ スパイスを使ったカレー、スープ、煮込みの本。 "シンプルパウダー"の材料である コリアンダー、クミン、カイエンペパー、ターメリック を中心に その他ハーブやスパイスを使った料理が紹介されていて、 スパイスカレ…

暮らしのアイデアスイッチ

生活の知恵満載の1冊だ 中でも次機会があったらやってみたい!と思ったのが、こちら 習字の筆を洗う 包丁でバターを切る ベーコンを切る 踏んだガムをとる 日常のちょっとした不便を解決するアイデア、時代に沿った新しい[おばあちゃんの知恵]みたいなかんじ…

あんなにあんなに

あんなにあんなに を読んだ。 あんなに○○だったのに もうこんな 懐かしいなぁ!と思うもの、 これからこうなっちゃうの?と思うもの。 どちらも切なくて、ジワッときた。 渦中にいるときは、ああ大変と思うけれど、 大変さをもう当事者として味わうことがな…

酷暑下での運動のために。[暑さを味方につけるHEATトレーニング]

暑さを味方に付けるHEATトレーニング を読んだ。 夏の始めにこのことを知っていればーー!と思うことが一杯だったが、 来年は家族が炎天下で運動するとき、 この本の知見を生かしたい。 また来年も読み返そう! この本では、熱中症予防だけでなく、 暑熱環境…

スカイツリーの花嫁花婿

スカイツリーの花嫁花婿 を読んだ 冒頭、スカイツリーを望む結婚式場での結婚式シーンから始まる。 しかし、誰と誰の結婚式かは、冒頭だけでは読み取れない。 多くの人物のエピソードがバラバラと出てくるが、次第に登場人物たちの接点が見えてくると共に、…

どんまい いいこともあれば悪いこともある

どんまい を読んだ。 離婚して、中学生の娘といっしょに草野球チームにはいった洋子。 余計なことはあれこれ言われるし、思うように体も動かない。 離婚した夫は新しい家庭で幸せそうにやっている。 家族の関係、立場が大きく変わった友人との関係、先輩後輩…

猫ピッチャー

猫ピッチャー プロ野球選手がネコだったら!という短編漫画。 猫ピッチャー1 作者:そにし けんじ 中央公論新社 Amazon ネコだから ストライクゾーンも超狭いし、 走塁超速いし、 かわいい! ネコだから、本能おもむくまま好き勝手する。 人間が同じことをし…

リカバリーごはん

スポーツする人のためのリカバリーごはん を読んだ。 この本では、運動後の疲労回復をスムーズに行うため、 運動後速やかに栄養補給することを勧めている。 おやつ類ではなく、まずは[おにぎり]がおすすめとのこと。 炭水化物、たんぱく質、塩分がとれる 手…

布武の果て

布武の果て を読んだ 450年前からデータドリブン経営って大事!と若干的はずれな(笑)感想の本だった 織田信長が勢力を伸ばし、本能寺の変に至るまでの信長とかかわる戦国武将の動きを、 鉄砲と硝石の商いを通じて堺の商人たちが分析し、自身の商売と命を守る…

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

2012年刊行、2014年に文庫化された本だが ソ連の旅・ロシアの旅の比較が改めて新鮮だった。 ソ連時代は激しい物資不足、ビジネスという概念の不存在、社会制度の機能しない国だった。 ソ連崩壊後10年以上たって再度著者が訪れたロシアは、 資源高の影響で潤…

まずはこれ食べて

まずはこれ食べて 原田ひ香さんの小説に出てくる料理は、力強い。 なんてことないメニューでも、弱っている人を少しだけ安心させるような、後ろを向いている人を少し前に振り返らせるような。 何か不思議な力が食べ物にはあるのだと思う。 学生時代に友人同…

ご飯作りの絶望に寄り添うレシピ

ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ 料理が苦痛だ などでおなじみ本多理恵子さんの最新作だ。 honyomi-memo.hatenablog.com ごはんで、あーーーってなっていたのは、 絶望と呼んでよかったのか! 献立決まらず、外食先も決まらない、カレー鍋でスポンジ死ぬ、…

消えたママ友

手塚治虫賞を受賞した漫画。 商社勤めで、きれいな保育園のママ友、有紀ちゃんが、 一人息子のつばさくんも残して、ある日突然[消えた]。 保育園のママたちの間では、男と共に逃げたという噂でもちきりとなる。 有紀ちゃんが消えたことをきっかけに ママ友の…

おいしいロシア

ロシア料理にまつわるコミックエッセイ。 東京で偶然ロシア人のP氏に道案内をしたことをきっかけに、 交際・結婚し、ロシアに一定期間住むことになった。 ロシア在住期間中に出会ったロシアの食文化・料理な度が紹介されている。 今は、コロナ禍かつロシアの…

声の在りか

声の在りか 声の在りか 作者:寺地 はるな KADOKAWA Amazon 小学生の母でもある希和が、民間学童「アフタースクール鐘」で働くこととなった。 子供たち、夫、保護者や先生との日々では「世間」「常識」が優先で、違和感があってもはみ出そうとしなかった希和…

本日はお日柄もよく

ちょうど参院選の頃に読んだ本。 本日は、お日柄もよく 幼馴染みの結婚式で、伝説のスピーチライターのスピーチに出会ったこと葉が、 自身が同僚の結婚式でスピーチを行う事になり、スピーチライターに弟子入りする。 その伝説のスピーチライターは政治家の…

子供の将来は親の自己肯定感で決まる

子供の将来は親の自己肯定感で決まる この本によると、価値観を押し付けていなくても、親の価値観が子どもには伝わるという。 その中で、以下点が印象に残った。 ・自分は自分、子は子 ・「普通」や「当たり前」は属するコミュニティの中での平均値。違和感…

10歳からの考える力が育つ20の物語

10歳からの…ということで非常に読みやすい児童書だが 大人が読んでもとても面白い本だ。 有名な20の童話について、 一般的な解釈とは異なった目線での解釈 が述べられている。 主人公以外の立場で考えてみること(3匹のこぶたなど) 行動の真の意図を考えて…