いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

2020-01-01から1年間の記事一覧

自分がどうしたいか、目的意識を持つことが大切。誰と一緒でも疲れない、「聴き方・話し方」のコツ

人付き合いや、コミュニケーションが必要な場面で、よく、 ・あんなことしゃべってしまった ・全然しゃべれなかった なんてあとから落ち込むことも多々あります。 この本では、コミュニケーション力をうまく話すこと、盛り上げること、会話の中心にいること…

医者が教える疲れない人の脳

どうしても、いらいらすることが多く、家族にも最近怒りっぽいといわれることが増えてしまいました。年齢のせい?とか、仕事が忙しいせい?とか、 どうにも自分で解決できないことが原因に思えてなりませんでした。 この『医者が教える疲れない人の脳』では…

AIの仕組みや作り方ではなく、ビジネスに活用する方法。「文系AI人材になる」

AI系の本というと、 ・AIの仕組み ・AIの技術体系 のようなことを説明する本は多々ありましたが、実際にデータサイエンティストでもないので知識としてなんとなく読んでいました。 この本では、AIをビジネスで活用する方法について、紹介されています。 文…

プロフェッショナルってこういうことか プリティが多すぎる

日経プラスワンの記事に掲載されていたおすすめお仕事小説、いくつか読んだことのないものがあったので、読んでみました 読めばやる気UP 専門家おすすめ「お仕事小説」15選|NIKKEI STYLE そのうちの一つが、「プリティが多すぎる」 千葉雄大さん主演でドラ…

組織がある限りいつの時代も共通する「失敗」 歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓

歴史上の出来事として、戦国時代の武将がどういう戦や病気等の状況で死んだのか、時代の覇権はどう移ったのか、という点は理解していても、 各人物の行動や決断がどのように失敗に紐づいたかという観点では考えたことはありませんでした。 この本では、戦国…

「女らしさ」の名のもとの社会規範に染まってないか、自己点検したほうがいいと思った。「女に生まれてモヤってる!」

家庭を持った途端、女ばかりに家事育児に雑務に、、、といった負担がのしかかる、そういった側面から女ばかり損してる、ということを感じることはありました。 でも、「女らしさ」という規範に影響を受けて、自分の考え方が枠にはまってしまっているのでは、…

髪をきれいにしたい目的って?「髪トレ もうケアはいらない美髪の法則」

白髪になってるわけではないけれど、若いこたちと比べて 髪がなんかパッとしないなーと感じ、髪も老化しているのかも、と気づいて数年。 短く切って、シャンプーを変えて、と対応していましたが、 根本的な対策は特にとっておらず、仕方がないものと思ってい…

魔法の方法はない、「自分には価値がない」の心理学

仕事や家事育児、人間関係で躓いたとき、自分は何をやってもダメ、自分がいないほうがいい、そんな風に落ち込むことがあります。 そのままでいいとか、あるがままの自分を受け入れよう、とか、そういう本は、読んでいる間は落ち着くけれど、現実は変わらない…

そういうものだ、ではなくて、やっぱりおかしい、と言葉にするのが第一歩。「82年生まれ、キム・ジヨン」

日本よりさらに男女差別の大きい(と思われる)韓国の話ですが、 まったく、ほぼそのまま日本でも当てはまると思う事項が多数。 キム・ジヨンのうまれてから、子供を産むあたりまでの人生の中で、 いくつも出会う性差別(それが当然のこととして行われる)が…

山登りの楽しさ全開!「山登りはじめました」

山でハイキングするのは好きだけど、一人で、交通費もかからず、確実に行ける場所ばっかり探していって、かれこれ5年くらいたちます。 違うところに行くのは・・・人を誘うのも計画立てるのも面倒だなと思っていました。 ただ、この「山登りはじめました」で…

主婦だろうが何だろうが、料理をしない選択肢もある「料理が苦痛だ」

以前、料理レシピ本大賞になっていて ようやく読んだ本。 料理嫌いの苦痛を和らげるには 「簡単レシピ」でも「キッチン断捨離」でもなく、 「料理を作りたい気持ちになる」ことだ。 そして「作りたい気持ちになる」ために必要なことは、 いったん料理から離…

常識は、変わるもの。「生命式」

読んでて怖くなってしまう短編多数。 中でも気になった2編。 生命式 主人公は、昔の常識/倫理観と、今の常識/倫理観がぐるっと変わった世界にいる。 多くの人は、変わった常識/倫理観を受け入れている。 常識は変わっても、「人間としての倫理観は不変」…

私のなかの彼女

主人公の女子大生が作家となりたい、と志す。 賞をとり仕事が増えるなかで、先に成功していたクリエイターの彼氏とも歯車が噛み合わなくなってくる。 二作目は彼氏からアイデアを盗んだと言われ、二人の同棲生活も破綻し、主人公は小説を書かなくなる。 よう…

端的に、は日本語も英語も一緒 「英語は3語で伝わります」

中学・高校で習った構文を使わずに、シンプルに、伝わりやすい英語を話すためのコツの本です。 この本の方法で言い換えると、ずいぶん文章がすっきり!と分かりやすくなると実感しました。 中高でそれなりに英語の勉強をまじめにやったので一応読めるが、と…

本末転倒にならない読書法の本、「本は10冊同時に読め!」

読書で得た情報をどうやって血肉にするか というハウツー的な内容ではなく、 とりあえず本は読んどけ。一冊読んでから次の一冊じゃなくて、何冊でも(10冊くらい)並行で読め。 本を読むと教養が身につく、読まないと中身のない人間になる。 という主張をい…

なぜ勉強をするのか?への、答えの一つ 「手紙屋」蛍雪篇

何をしていいかわからない、将来の進路に悩む主人公の高校生が、「手紙屋」との文通を通して、「勉強をする意味」を考える話です。 答えは一つではなく、やり取りの中でいろいろな考えが出てきますが、 もやもや思っていたけどうまく言葉にできなかったこと …

アレルギーという視点はなかった。「人間アレルギー」

アレルギーというのは、一般的には、過剰な免疫反応であり、排除する必要のないものまで異物と認識し、体が排除や攻撃をする状態のことを指します。 それを、対人関係にもあてはめて「排除する必要のない相手を異物とみなし、心理的に拒絶反応を起こすこと」…

いつも心にこのひとこと 「スナックさいばら おしごと篇」

上京・友達・太ること・仕事・お金について、投稿に西原理恵子がコメントを返す形式。 友達編では、 女友達ができにくい人っていますよね。 (中略)自分と周りを比べて、嫉妬して本人がしんどくなっちゃうからなんだと思うの。 (中略) 「紗栄子!」って言…

読書のコツと意外な発見 「読んだら忘れない読書術」

本は読むけど読んだそばから忘れていく そんな私にぴったりのテーマと思って手に取った本が 読んだら忘れない読書術。 筆者の主張する記憶に残る読書術のポイントは二つ 「アウトプット」と「スキマ時間」 その二つについて備忘メモです。 ========…

ファシリテーションの技術・型を学ぶ 「世界で一番やさしい会議の教科書」

打ち合わせの仕切りがどうしても苦手で、何とかしたくて手に取った一冊。 ファシリテーションについて、初歩的なステップから、どう話せばいいかレベルで具体的に記載されているので、「読んだことを実際にやってみやすい」本です。 「ファシリテーションを…

あきらめることには難しさも多々ある。 「あきらめよう、あきらめよう」

「聖なるあきらめ」とは あきらめる、という言葉の持つ否定的な意味(断念する・投げ出すなど)ではなく、 良い意味での「明らめる」=仏教用語で「物事を明らかにする」「真理に達する」の意味であきらめることで、不安、怒り、執着を消すためのヒントが紹…

いろんな境界 「その境界を越えてゆけ」

境界(性別・貧困・差別など)をテーマとした一冊。 その中でも、津村記久子さんの「隣のビル」が印象的だった 置かれた環境で(作品の中であれば、自社のパワハラ)の中で、小さくちぢこまっているときは、 外にあるいろんな選択肢が見えない、または、どれ…

家で作れるって素敵! ヨックモックが教えるクッキーレシピ

料理本を見ながら脳内料理妄想?を繰り広げるのが幸せなのですが(もちろん作りもしますが)、作りたーいという気持ちが盛り上がる本です。 ヨックモック商品開発グループの方が、家庭でも再現しやすいように工夫した数々のレシピ。 ヨックモックのラングド…

旅に出たい!カルチャーショック受けたい!な 「ザ・万遊記(文庫版)」

万城目学の旅中心のエッセイで、湯治とスポーツ観戦、北京オリンピック観戦、関西ネタ、渡辺篤史のたてもの探訪ネタ…などなどいろんなテーマのエッセイ。 北朝鮮でのサッカー観戦旅行での、北朝鮮ならではのエピソードとそんな中でも個人としてのささやかな…

気分転換とストレス解消は別物。「ストレスに強い人になれる本」

「ストレス解消に!」と称して、いろんなサービス・グッズ・健康法が巷にあふれています。 こちらは、そうした「気晴らし」じゃなくて「ストレスに強くなる」ための指南本。 ストレスに強くなれる「考え方」「対処法」「生活術」と、「自分を追い詰めない考…

勉強の仕方のコツあれこれ。「ムダにならない勉強法」

「勉強の仕方が悪くて時間・お金・労力」をムダにしないためにはどうするか? というのがテーマです。 (勉強した結果がムダだ、というわけではありません) 「勉強をすることで自己成長を感じるとドーパミンが出て幸せを感じる」 という前提のもと、楽しく…

非日常を求めて 「時をかけるゆとり」

本を読みながらゲラゲラ笑っている人をみるとびっくりしますが、 ついつい、笑ってしまったエッセイ集です。 個人的には、伊豆諸島の旅行のはなし(御蔵島断念→大島)、北海道に行こうとしつつ、「OBON」で挫折する話が楽しかったです。 どっちも、当初計画…

差別の定義って? 「事実vs本能」

白黒つけられたら簡単だけど、容易に判断しづらいことがたくさんある。 思考停止になりそうになった時、改めて読み返したいと思うのが 橘玲さんの「事実vs本能」です 印象的だったのが、「差別」についての考え方。 中でも、事例として挙げられた「ヘビを嫌…

「におわせる」言葉は便利だけど。貴様いつまで女子でいるつもりだ問題  

エッセイ集のなかの、「そんなにびっくりしなさんな」。高度なコミュニケーション力が必要かつ、身につまされるテーマでした。 便利なことに、「びっくり」や「驚いた」の前後に否定的な文をつなげると、 驚きとともに非難めいた意図を伝えることができるの…

読んでいて、辛い

朝井リョウさんの短編集「どうしても生きてる」、読んでてつらいです。 6つの短編の中、一番印象に残ったのが、籤(くじ)。 主人公は小さい時から50%の確率で女性に生まれて、いろんな局面ではずれクジを押し付けられてきたと感じている。 困難に直面した時…