犯罪心理学者が教える 子供を呪う言葉・救う言葉
を読んだ
この本は犯罪者や非行少年を心理分析し、更正に導く方法を実践する、犯罪心理学者が解説する子育て論だ。
この本で 参考になったことは特に以下二点。
子育ての方針を変えるとき、いきなり態度を変更すると相手が不信感を持つ。
だから「もともとこう考えていたんだが こういう風なか たち 考え方に変えようと思う」と 子供に説明することは大事で、信頼関係を築く上で重要だというのだ。
もう一つが 自己肯定感を高める方法だ。
本人なりの努力や成長を認めることで自己紹介は高まると主張している。
ただ 褒めるだけでは猜疑心がわく。大事なのが 普段からの観察だと主張している。 そして いつもと違う行動や表情など変化に注目をし そこで努力や成長に気づいたら褒めるのがと良い、というのだ。
この2点から感じたのが、万能の方法はなく、受け売りでやるだけでは改善はない、ということだ。
いいと思われることを、ぶつ切りでやっても、一貫性がなければ信用はえられない。
こういう時にはこうすればいいという絶対的なやり方は存在しないことから、
常に自分で考え、状況に応じて更新することが大切だと感じた。
ーーーーーーーーーーーーーー
タイトル:犯罪心理学者が教える 子供を呪う言葉・救う言葉
著者:出口保行