いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

魔法の方法はない、「自分には価値がない」の心理学

仕事や家事育児、人間関係で躓いたとき、自分は何をやってもダメ、自分がいないほうがいい、そんな風に落ち込むことがあります。

そのままでいいとか、あるがままの自分を受け入れよう、とか、そういう本は、読んでいる間は落ち着くけれど、現実は変わらないし、そういう風に考えても、まったく心が休まりませんでした。

 

”「自分には価値がない」の心理学”では、無価値感を感じる状態を変えられるのは、本人の努力以外にないということが、いろいろな角度で説明されています。

  • 人は自分には価値があると信じたい
  • でも、いろんなきっかけで自分には価値がないと思ってしまうことがある
  •  そんな時に、自分探しに逃げるのではなく、なりたい姿を目指してその実現に向かって努力するほうが良い。簡単に気持ちは変わるものではないから、少しずつ努力して自分を高めていく努力を継続したほうがいい。
  • 自分を信頼するには、見栄を張らない、自己防衛の姿勢を解く、その場しのぎの行動をしない、回避行動をとらない(回避行動をとりたいときは、「回避行動をとっている」と意識し、自分の課題として認識する。)

 

私自身、

  • 仕事の場面では、あいまいな言葉で自己防衛しようとした結果、自分の発言に自信や責任が持てない
  • 生活の場面では、ほかの人は○○しているときに自分だけ協力していなくて、人と会うときまずいから家から出ない(そうこうしているうちに、休日が全部潰れて自己嫌悪)

といった自己防衛や回避行動をすぐにとってしまいます。そんな自分が嫌だから、まずは、自分の行動にいちいち言い訳を付けない、回避行動をとるときは、回避行動をとっていることを自分の課題とするまたはやらないと決めたら腹をくくって行動する、など、少しずつ実践していきたいと思います。

 

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タイトル:「自分には価値がない」の心理学

著者  :根本 橘夫