いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

本末転倒にならない読書法の本、「本は10冊同時に読め!」

  • 読書で得た情報をどうやって血肉にするか

というハウツー的な内容ではなく、

  • とりあえず本は読んどけ。一冊読んでから次の一冊じゃなくて、何冊でも(10冊くらい)並行で読め。
  • 本を読むと教養が身につく、読まないと中身のない人間になる。

という主張をいろんな観点から書いている本です。

 

 隙間時間に本を読め、というのはほかの読書に関する本でも書かれている内容でしたが、印象に残ったのは2か所。

 

本を読むことは想像力を働かせること

本を読む・読まないという行為は、その人の品格にかかわってくるのではないかと思う。

(中略)

なぜなら、本を読むには想像力が必要だからだ。

単なる活字の並びを目でなぞり、そこから遠い異国の情景を思い浮かべたり、目に見えない哲学や理論を構築したりするのだ。 想像力が欠如している人間には、到底味わうことができない媒体なのである。

そうした想像力があれば、暑い車内に幼児を置き去りにしたらどのような結果を招くか、電車内で化粧をしたら回りの人間がどう思うのか、ということに思い至るはずだ。

 

私自身は、本を読まないでも、Webサイトでも、漫画でも、映画でも、テレビでも、伝える内容が同じなら媒体はなんでもいいのでは?と思っています。映画やドラマより自分のペースで読める本のほうが好きなので、むしろ映像でストーリーをじっくり見られる人に対して劣等感を持っているくらい。

なので、私は本を読むことをごり押しするつもりはないです。

でも、映像だと、監督や俳優の解釈が含まれるし、漫画だと筆者のイメージする情景がそのまま描かれている。

それに比べ、本のほうが圧倒的に自分で解釈する余地が広い、それが、想像力を広げるということだ、という点に納得しました。 

 

読書メモは取らない

これをブログに印象に残ったこととして書くこと自体が逆説的ですが、この主張はとてもごもっとも。

  • 読書メモを取る時間があるなら本を読め。
  • 本の情報を覚えたい場合は、「この本のここが面白かった」と話せばいい。
  • 面白い情報・有益な情報は記憶に残るからメモを取らなくても大丈夫。

 

メモを取ってはだめ、というより、メモを取ることで読書が面倒になったり、楽しく読めなくなるくらいなら、メモなんていらない。それより読め、と理解しました。

いっぱい本を読んでいれば、面白いことは覚えているだろうし、本の内容を踏まえてアウトプットする機会のあるような人間関係も築けてるはず、という大前提でのコメントだと思います。

本のどこが面白かった、となかなか話す相手がいないので、そこはまわりにちょっとずつ発信していきたいです。

  

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タイトル:本は10冊同時に読め!

著者 :成毛眞