いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

やせるのはどっち?

やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

 

プロアスリートのトレーナーであり、パーソナルトレーナーも勤める筆者は、

  • ダイエットには/筋肉をつけるにはどっちの方がいいですか?

など質問を受ける

 

この本では

よくある質問に対し、

どっちがおすすめ かを 31のパターンで紹介する

 

中でもなるほどーと思ったのが以下2点だ。

 

ストレッチでやせられる?

  • やせるポイントの筋肉をつける、消費カロリーを増やす、摂取カロリーを減らす その3点のいずれにもストレッチは当たらない
  • ストレッチをする時間があればその分 筋トレで有酸素運動で 筋トレで筋肉をつけて代謝を上げ 有酸素運動で体脂肪の燃焼を促す というのが一番効果的
  • METs表でもストレッチの運動強度は低い

厚生労働省のサイトでも、生活活動のメッツ表が掲載されています。

 

 


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引用 厚生労働省 生活活動のメッツ表

 

 

ひとつだけやるなら 

最寄り駅より1つ 遠い駅から歩く

駅では必ず階段を使う

のどっちがいいか?

 

  • 筋肉をつけるには、筋肉の組織を壊すほどの強い 負荷を与える強度の強い運動が必要
  • ながらやせ、程度の運動では筋肉増は期待できないが、唯一ながらやせで効果的階段のぼりおり
  • 時間を割いて1駅手前で歩かなくても、階段を使えば 待ち時間も減り、筋肉もつき、体脂肪が燃え、体力もつく…と、メリットしかない

 

この本を読んで、早速エスカレーターを使わず階段を使ってみた。

かなり普段は運動不足だが、歩いてみると長い階段でも意外と歩けるんだな というのが率直な感想だ。

かなり運動不足気味になってるので今後も階段を使おう

 

それ以上に

思い込みでやらずに効果的な方法を知って行動するのは大切だなと思った

 

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タイトル やせるのはどっち?

著者 中野ジェームズ修一

 

 

フェイク

フェイク: ウソ、ニセに惑わされる人たちへ (小学館新書 418)

 

脳科学者の視点から

  • 嘘を言う人の手口
  • 騙されるメカニズム
  • 嘘の持つ効用
  • 嘘が欠かせない世の中で賢く生きて 折り合いをつけて生きていく方法

が解説されている。 

 

騙される理由として、人間の脳は楽をしたがっているため、

  • 脳は思考のプロセスでも消費エネルギーを節約しようとする
  • その結果、脳は思考するより人からの命令に従ったり直感的に意思決定をする分かりやすさを選んでしまう

という脳の仕組みがあるというのだ。

 

その前提で、気になる嘘への対応案も示されている

 

企業の不正

  • 国と企業(外側の組織と属する共同体)の基準の乖離が原因
  • 企業の不正を防ぐには 基準が乖離する背景を含めて把握し、対策を取る必要がある

 

子供の嘘

  • 子供は、本能的に相手の注意を引くため、また、褒められたいから嘘をつく
  • 親は子供に「嘘をついてはいけない」と教える。目的は、嘘に慣れさせないこと、子どもを守ること(正直でないと子を管理したり守ったりできない)だ。
  • ただ 本当に「嘘をつけない子供」になってしまうと大人になって社会に出た時に本人が困るため、嘘・正直さ両方のリスクを伝える必要がある
  • 嘘に対し罰を与えるのではなく理解を示して誠実である方法を一緒に考えるのは効果的だ

 

これを読んで印象的だったのは、

人間は嘘をつくものだ という前提だ。

企業の不正同様、いじめやハラスメントとその隠蔽は狭いコミュニティ内のルール優先に起因して起こると思う

子どもでなくとも、ついていい嘘ダメな嘘には明確な基準はなく悩むときが多々ある。

 

自分や身の回りの大切な人が、わるい嘘の餌食とならないためには、

身の回りには嘘が溢れていると認識し、

自分で行動を選びとることが大切かな、と思った。

 

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タイトル フェイク

著者 中野信子

 

 

自分のやる気が上がるのはどっち?

自分のやる気が上がるのは、どっち?

この本では

  • やる気は作るもので、作り方の仕組みを知ればやる気は上がる
  • やる気を持続させれば物事をやり遂げることができる

と説いている。

 

やる気が出るメカニズムは3つあり

  1. 嬉しい出来事が起こるかもしれないと期待している
  2. 予想していなかった嬉しい出来事が起きた
  3. 嬉しい出来事が確実に起きると予想される

この1つでも当てはまると ドーパミンが分泌されてやる気が高まるというのだ

 

そのメカニズムを踏まえ、

状況ごとに2択で「どっちの行動がいい?」とアドバイスされている。

最適お勧め解もあるが、推奨がケースによりことなる場合もある。

たとえば

全くの初心者なのか 、それとも熟練者なのか。

できそうなことか、無理そうなことか。

それによってやる気を上げるメソッドは 違ってくる、というのだ

 

万人にぴったりの方法はなく、ケースバイケースで その時の状況に応じてこっちがいい、というアドバイスが非常に納得感が高かった。

やる気をその場かぎりで終わらせず継続するために、この本の内容を活かしたいと思った。

 

 

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タイトル 自分のやる気が上がるのはどっち?

著者 田中伸明

 

こりずに わるい食べもの

 

こりずに わるい食べもの

 

「わるい食べもの」シリーズで、著者が京都から東京へ引っ越してからのエッセイ集だ。

 

中でも共感したのが 「めんつゆはデニム 」だ

 

マジョリティの「当たり前」にモヤモヤする、と筆者は述べている。

 

「デニムにも合いますよ」と、必ず「デニム」があるはずだという前提で店員に洋服を進められ、(著者はジーパン を持っていない)

めんつゆがお手軽レシピの味付けに頻出する。(著者はめんつゆは常備していない)

マヨ入り表記がないのにハンバーガーや煮卵おにぎりなどにも実はマヨネーズが入っている(市販のマヨネーズは好みではない)

 

メジャーなものが苦手だと肩身が狭くなることが、腑に落ちない。

個々の食の好みにマイノリティ もマジョリティもないはずだ、というのだ。

 

これを読み、めんつゆとデニムが同じ!という観点に思わず笑ってしまった。

私もめんつゆレシピは好きじゃない。

なんだか、全部おんなじような味になってしまう気がするし、うますぎる(めんつゆの旨味だけが勝ってしまうように感じる)からだ。

マヨネーズもあまり好きじゃない。

とくに温かいマヨネーズは苦手だ。

居酒屋でたこ焼きをたのむひとがいたら、

マヨナシっていいづらいから、それだけでテンション下がる。

でも、デニムは持っているので、店でデニムに合うと勧めらることには違和感はなかった。

 

しかし、

めんつゆとデニムは同じジャンル

(誰でも持ってる前提)

という共通項でくくられたら、特徴がくっきり見えてくるから不思議だ。

 

「人の好みは それぞれなのに あたかも正解があるか言われるのは納得がいかない」と抽象化して考えることで、単に 「めんつゆがー」「デニムがー 」と言うだけよりも ものすごく説得力が上がるのだ。

 

ビジネス書でよく、課題を抽象化せよ とあるが その効果がよくわかった。

 

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タイトル こりずに わるい食べもの

著者 千早茜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後のページをめくるまで

一気読み必至!のミステリー短編小説集だ

最後のページをめくるまで (双葉文庫)

どの話も最後の最後で、そういうことか!と そこまでの内容が一気にガラガラっとクリアになっていく。

 

自分が人に対してやったことが、人はどのように感じているかが読めないことにより、

思わぬ方向で自分に大きな影響を与えてくることがあるんだなという怖さをジワジワ感じる一冊だった。

 

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タイトル 最後のページをめくるまで

著者 水生大海

 

めんはすごい!

めんはすごい! を読んだ

 

めんはすごい!: シェフが先生!小学生から使える、子どものためのいろんなめんの料理本

タイトル めんはすごい

 

小学生から使える子供のための料理本で、

有名シェフのレシピが、

フリガナつきの細かい手順がプロセスごとの解説写真とともに説明されている。

子供向けなので身近なカンタン料理が載っているのかな と思いきや、 どれもこれもとっても本格的なのだ。

 

  • 小エビのトマトクリームスパゲッティ
  • 手打ちパスタ
  • 鶏肉の白ワイン煮込みソースのリガトーニ

などなど 普段なかなか家で作らないようなもの

  • 出汁のとりかた
  • 肉うどん
  • 鶏なんばんそば、かき揚げそば

など、出来合いの調味料に頼らないもの

 

  • 手羽先からスープを取って作るラーメン
  • あんかけ焼きそば

みたいなお店で食べるようなもの

 

子供向けだから 基本的な料理っていうのではなくて

  • おしゃれ
  • 家でなかなか食べない
  • 作れたらカッコいい

ものがいっぱい載っているからワクワクする。

うちの子も作ってみたいと思う気持ちが結構 刺激されているようだ。

 

 

料理に興味のある小・中学生にとてもおすすめの1冊だ。

 

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タイトル めんはすごい!

著者 秋元さくら 笠原将弘 宮木康彦 菰田欣也

 

 

どっちの子育て

 

どっちの子育て? 小学生編――七田式・「自分の意思で決められる子供」を育てる40のポイント

子育ての悩みは多い

それに対して、解決のヒントが載っているかもしれないと思い、この本を手に取った。

総じて

子供が自分で意思決定をできるようにサポートするには

どういう行動を取るのがいいのか

というところを提案している。

 

例えば

  • 友達と遊んでばかりで勉強しない
  • 友達ができない
  • 意地悪な子がクラスにいる

そうした人間関係にまつわるもの

  • 学校休みたがる
  • 元気がない

といった心配事

  • 指示をしないと行動できない
  • 散らかったまま片付けられない
  • 兄弟で喧嘩ばかりしている
  • 使った後に子供は気持ちを引きずってしまう

といった、日常の悩み

…などそれぞれ対応方法が提案されている。

 

特に印象に残ったのは

友だちと遊んでばかりで勉強しない

ケースへのアドバイスだ。

著者自身が高校生時代、寮の同室の友達が遊びに誘ってばかり来るため、勉強できず 寮を出ようとしたが、父からは、

  • 勉強も大事だが 友達作りも同じぐらい大事
  • 勉強は取り戻すことができるが一緒に遊ぼうと歩み寄ってくれる友達は貴重

とアドバイスされたのだ。

 

これにより著者は

勉強も大切だが、友達も人生を豊かにする上で必要でしかも機会を失うと手に入れるチャンスは取り戻せない可能性もある

と気付いたというのだ。

そして、その後の人生で人と積極的に関わりたくさんの友達を作る 中でかけがえのない経験をし、

一人では味わえない幸せを感じることもできたと述べている。

 

これを読んで思ったのは

目先の損得や短期的な目標も大事だけれど

長い目で見て何が必要で大事かを考えることは、その後の人生に大きく影響するんだなと思った。

親が子供にできることとしては

子供は人生経験が短い分、長期的に見たらという目線が足りないかもしれない

そういう時、真摯に説明して 子供に長期的な目線で見る大切さを伝えていくことなのではないだろうかと思った。

 

 

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タイトル どっちの子育て?

著者 七田 厚