私にふさわしいホテル
数多くの文豪が執筆活動のためカンヅメとなった山の上ホテルに、毎年主人公は宿泊する。
ある新設の新人賞をとるも、同時受賞したタレントの本ばかり注目され、その後作品を発表する機会がなかった。
アルバイトで貯めたお金で、自腹で執筆活動のため宿泊するのだ。
別の大手出版社の編集者である、大学時代の先輩から、同じホテルに重鎮が宿泊しており、翌朝の〆までに原稿が上がらなければ、
代替作品を掲載する必要があると聞き、
先輩からのあるヒントをもとに行動を起こす。
これを読んで、道を拓きたければ、自分で考えて行動することが大事だ、と感じた。
決して、この主人公のやり方はスカッとするものでもなく、
むしろ、人って怖いわ!と思ってしまうのだが、
考えて自分の意思で動く人が現れたら到底太刀打ちできないのだから、
自分は自分の考えで行動することが大事だと思った。
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タイトル 私にふさわしいホテル
著者 柚木麻子