2012年刊行、2014年に文庫化された本だが
ソ連の旅・ロシアの旅の比較が改めて新鮮だった。
ソ連時代は激しい物資不足、ビジネスという概念の不存在、社会制度の機能しない国だった。
ソ連崩壊後10年以上たって再度著者が訪れたロシアは、
資源高の影響で潤う資本主義の国であり、人々が西洋文化を楽しむ国(著者曰く「完全にイカれていた」国)へと変わっていた。
その一方で、警官・軍人等がいたるところで目に付く、警察国家の側面もあった。
著者は再訪することで変化を現地で肌感として感じ取っていた。
これを読んで、思ったのが
やりたい、行きたいと思ったらそのときがやるときだ!
ということ
がんばっても、いまはもうソ連には行けない。
もちろん、コロナ禍で海外に行って、もし罹患した時のリスク(お金だけではなく時間も)がとれないなら、
国内でもいいし
旅行じゃなくてもやってみたいことでも何でもいい
あーだこーだいうまえに、
やってみて、つづけられなければそれもよし、くらいの気持ちで
まず一歩目を出すことの積み重ねが
楽しい人生に繋がるのかな、と思った
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タイトル 社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう
著者 ちきりん