布武の果て を読んだ
450年前からデータドリブン経営って大事!と若干的はずれな(笑)感想の本だった
織田信長が勢力を伸ばし、本能寺の変に至るまでの信長とかかわる戦国武将の動きを、
鉄砲と硝石の商いを通じて堺の商人たちが分析し、自身の商売と命を守るための作戦を取る。
商人のなかには、従来のやり方、目先の利益にばかり気を取られる登場人物もいれば、鉄砲の購入数から今後の行動を想像したり・堺が搾取されるだけの相手か、取引になる(堺商人や鉄砲鍛冶がいなくなれば困るか)を見極め行動する人物もいる。
物資の流れなどの情報全般は、ボーッとみていたらただの数字だが、背景を想像すれば、何が起こってるのか、誰が何をしようとしているのか、仮説が見える。
世の中ヒントは至るところに転がっているようだ。
ーーーーーーー
タイトル 布武の果て
著者 上田秀人