別れをテーマにした短編集です。
面白かったのが、「レシピ」。
主人公の女性が、その日定年を迎える夫の帰宅を待つ間、
長年集めてきたレシピ帳を眺めながら、これまで付き合ってきた男性、
夫、息子、義母のことを思い出すお話。
話が進むにつれ、そういう話か!と徐々に全体像が見えてきます。
これから何かを始めるのに、遅すぎることは何もない、ということに改めて気づいたお話でした。
いま、どうしたいか。
それを自分で決めていけるようになりたいと思いました。
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タイトル:月の上の観覧車
著者 :荻原浩
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