いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

始めるのに、遅すぎることはない。「月の上の観覧車」

別れをテーマにした短編集です。

 

月の上の観覧車(新潮文庫)

月の上の観覧車(新潮文庫)

 

 

面白かったのが、「レシピ」。

主人公の女性が、その日定年を迎える夫の帰宅を待つ間、

長年集めてきたレシピ帳を眺めながら、これまで付き合ってきた男性、

夫、息子、義母のことを思い出すお話。

話が進むにつれ、そういう話か!と徐々に全体像が見えてきます。

 

これから何かを始めるのに、遅すぎることは何もない、ということに改めて気づいたお話でした。

いま、どうしたいか。

それを自分で決めていけるようになりたいと思いました。

 

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タイトル:月の上の観覧車

著者  :荻原浩

 

月の上の観覧車(新潮文庫)

月の上の観覧車(新潮文庫)