BKBの本か~と思って読んだら、
本当にショートショート小説集(ごめんなさい!)で、いい意味意外でした。
単行本のタイトルにもなっている「電話をしてるふり」のほかにも、
家族の情とか思いやりとかがテーマの作品もいくつかありました
【ジャージ】
普段ジャージばっかり着ている息子が父親の葬儀に喪服を着る。
葬儀に集まった親戚はなぜかみんなジャージ。
…実は父の思いやりの心からみんなジャージだった、というオチなのですが
・人は、誰かのことを思っている(誰かにとっては大事な人)
・世間一般の尺度からは外れても大丈夫なこともあるかもしれない
そんなテーマが共通に流れているのかなと思いました。
ちょっとした壁が立ちはだかったとき。
この小説みたいに、視線をずらせば意外と心と折り合いがつくのかも?
そんな風に思える小説がいっぱいでした。
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タイトル 電話をしてるふり
著者 バイク川崎バイク