いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

ビジネスデザイン~未来を作るビジョンとプロセスとITの話~

ビジネスデザイン

自分の仕事をよりよくするためのビジョンの描き方、ビジョンを要件定義に落とし込むやり方を解説した本だ。


ビジネスデザイン—未来をつくるビジョンとプロセスとITの話


この本では、ビジョン・プロセスを明確にして、IT前提でそのビジョンとプロセスを実現する要件定義を行うまでが解説されている。


  • 表層的なやりたいことから、本当にやりたいビジョンを明確にする。
  • 顧客の悩みの解決に貢献することが役割(ミッション)であり、仕事(ビジネス)。提供価値(バリュープロポジション)ともいえる。
  • 仕事どうしの連なり(プロセス)の順序を明確にする。
  • 要件定義として、UI/機能/データ を定義する。

そのうえで、

無駄をなくしたいなら、ゴールをこそ明確

ビジョンにつながらない仕事はすべて無駄

ということを踏まえ、

具体的な成果を出すこと

そのために、何をどうするのかを

明確にすること

それをきちんと実際にやること

が大事だと著者は説明している。



これは、情報システム部門システムインテグレーター(SIer)向けというよりは、

ユーザ部門向けに書かれた本だ。


しかし、情報システム部門SIerも、

ユーザから提示された要件が本当にビジョン・プロセスをかなえる手段か?というところは、意識しておくべき内容だし、

こうしたビジョンやプロセスの抽出自体を支援する(意見を引き出す)ことも求められると思う。

(そうしないと、「こんなシステムが欲しいわけじゃなかった…」に陥りがちで、誰もハッピーにならない)


また、この本では、「レストランでいうなら?」といった例がいくつも挙げられていて、

具体的かつ身近なイメージから入ることができ、入門的な位置づけとして役に立つと思う。


著者の言う通り、一発でうまくいく方法はないだろうから、

失敗しても、「実際にやってみる」を肝に銘じたい。


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タイトル ビジネスデザインー未来を作るビジョンとプロセスとITの話

著者   羽生章洋

出版社  技術評論社





「やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった……」がなくなる本

「やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった……」がなくなる本

 

という、そのまんまのタイトルの一冊だ

「やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった……」がなくなる本

先延ばしタイプ別に、解決策が提示されている。

 

ぜひ取り入れたいと思ったのが、

  • どこで行動が止まるか分析する
  • 朝起きていきなりやってみる

の2点だ。

 

・どこで止まるか分析する

先延ばしが起こるとき、今すぐにはできないという「不可能」が発生している。

不可能の手順を分解しどこで行動が止まるか分析する。

できるところを少し手を付ける。

そうすることで、脳にとって次の作業が明瞭になり先延ばしが起こりづらくなる。

 

・朝起きていきなりやってみる

朝起きたらいきなり資料作成や勉強をやってみる。

5-30分で作業を切り上げいつものルーティンを行う

すると、次作業するときに頭の中にある程度出来上がっていて効率がいい。

また、脳は起床から4時間が一番よく働く。

 

 

これを読んで感じたのは、先延ばしすることがなくなる、という効用ももちろんあるが、

新しいことにチャレンジするきっかけにもなると思った。

 

先延ばし、も、新しいことへのチャレンジも、

どちらも「不可能では?という不安」がつきものだからだ。

 

冬場はどうしても寝坊がちだったが、

  • 起きてまず勉強
  • 起きてまず片付け
  • 行動は分解

これらを実践したい。

 

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タイトル  「やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった…」がなくなる本

著者    菅原洋平

出版社   WAVE出版

 

 

 

 

こなもん屋うま子 

「こなもん屋うま子」シリーズを読んだ。

こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙 (実業之日本社文庫)

こなもん屋うま子

 

 

店は小汚くても出てくる料理は超絶品。

神出鬼没でちょっと不思議なこなもん屋料理店「馬子屋」に

次々引き寄せられる人たちの悩みを、

店主の蘇我屋馬子が解決に向けたアシストをする、

短編連作小説だ。

 

 

うま子は、ステレオタイプすぎるくらいの、THE・おばちゃん。

・あつかまし

・何事にも動じない

・なれなれしい

・言いたいことはずけずけ言う

 

でもこの本を読んで、馬子みたいになりたい!と思った。

馬子のかっこいいところは、

・先入観で物事を判断せずに、フラットに事実を知ろうとするところ

・物事に優劣をつけないところ(=価値観を認めるところ)

・自説を人に押し付けないところ

だと感じた。

 

結局、人は自分が変わるしかないように思う。

この、馬子的行動力を見習い、事実を押さえ、他者の価値観を認めて、

そのうえで自分が行動できるようなりたいと思った。

 

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タイトル:こなもん屋うま子

     こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

著者  :田中啓文

 

 

 

休日が楽しみになる昼ごはん

休日が楽しみになる昼ごはん

休日が楽しみになる昼ごはん

 

麺・丼・ワンプレート系を中心に、昼ごはんのアイデアがたくさん詰まっている。

天津飯でも、あんかけを作り、その半分を甘酢あんにする、といった小技が利いている本だ。

圧巻はパスタ36連発。ローテーションするだけで1か月以上違うものが食べられる!

 

ジャンクに見えて、なんだかんだで炭水化物とタンパク質の組合せ系レシピが多いのもうれしい。

(やはりそこは小田真規子さんのレシピだ)

 

 

読んでいて思ったのが、「あるもので賄う知恵と工夫」っていうのが

日々の暮らしには必要なのかな、ということ。

 

レシピにことさら忠実に作る料理もいいが、

今使える食材は使い切りたいし、毎日毎日、計画的に料理を考えるのも難しい。

そんな時に、この本のようにいろんな引き出しを持っていると、

「ごはんの悩み」が減る気がする。

 

今度朝から買い物に行ったときは、ぜひ刺身買ってきて「づけ丼」作るぞ!

 

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タイトル  休日が楽しみになる昼ごはん

著者    小田真規子

 

 

 

 

焼くだけで絶品 グリルレシピ

焼くだけで絶品 グリルレシピ

焼くだけ、しかも予熱要のオーブンではなく、見張る必要のあるフライパンでもなく、

両面焼きグリルなら、基本はグリルに入れておくだけのレシピだ。

 

著者は魚焼きグリルの料理本を多数出版しているが、この本も

グリルをフル活用するためのレシピが満載だ。

 

ゆずこしょうチキンを作ってみたが、簡単で美味しかった!

 

レシピによっては、メイン素材+付け合わせを一気にグリルで焼く・複数料理を一気に焼く、なども紹介されている。

また、グリル可能な調理器具を使って、オーブン料理や、「パエリア」なんかも紹介されている。(改めて作ってみたい)

 

 

 

魚焼きグリルを、「火力の強いオーブン」くらいの感覚で活用しよう、と思った。

 

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タイトル グリルレシピ

著者   武蔵裕子

 

 

 

 

ケーキの切れない非行少年たち

2年ほど前のベストセラー、「ケーキの切れない非行少年たち」を読んだ

 

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

筆者は医療少年院精神科医として勤務していた。

一定数、認知機能が弱い、感情統制がよわい、融通が効かない、不適切な自己評価、対人スキルの乏しさ、不器用さ

などにより、被害者感が強くなったりする。

仕事が続かず、犯罪に走る悪循環があるという。

 

筆者は、

集団生活で自己への気づきがあり、体験や教育を通して、自己評価が上がることが大切だとといている。

 

これを読んで納得したのが、課題設定の大切さだ。

社会活動に支障ある行動をする非行少年に対し、差別や偏見を無くす、という努力より、

差別や偏見が起こりがちな障害、特性を減らすために、学習などを行うほうが、

みんなハッピーだと思う。

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タイトル  ケーキの切れない非行少年たち

著者 宮口幸治

 

 

 

 

脳を傷つけない子育て

脳を傷つけない子育て

脳を傷つけない子育て: マンガですっきりわかる

 

不適切な関わり=マルトリートメントにより、

前頭前野・視覚野の萎縮や、聴覚野の肥大が起こったり、

脳梁が萎縮したりするそうだ。

脳が傷つくことで、こころの病気が現れる。

 

誤った行動を叱ってはいけない、ということではなく、

  • 事例
  • NG対応
  • OK対応

が紹介されている。

接し方を変え、こどもを理解しようとする姿を伝えるヒントが多数紹介されている。

 

全体的に、OK対応には

アイメッセージで伝える、選択肢としてこどもが気づいてない対応を教えてあげる、というものが多いと感じた

 

こうした対応を真似したい。

 

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タイトル 脳を傷つけない子育て

著者   友田明美