「こなもん屋うま子」シリーズを読んだ。
店は小汚くても出てくる料理は超絶品。
神出鬼没でちょっと不思議なこなもん屋料理店「馬子屋」に
次々引き寄せられる人たちの悩みを、
店主の蘇我屋馬子が解決に向けたアシストをする、
短編連作小説だ。
うま子は、ステレオタイプすぎるくらいの、THE・おばちゃん。
・あつかましい
・何事にも動じない
・なれなれしい
・言いたいことはずけずけ言う
でもこの本を読んで、馬子みたいになりたい!と思った。
馬子のかっこいいところは、
・先入観で物事を判断せずに、フラットに事実を知ろうとするところ
・物事に優劣をつけないところ(=価値観を認めるところ)
・自説を人に押し付けないところ
だと感じた。
結局、人は自分が変わるしかないように思う。
この、馬子的行動力を見習い、事実を押さえ、他者の価値観を認めて、
そのうえで自分が行動できるようなりたいと思った。
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タイトル:こなもん屋うま子
こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙
著者 :田中啓文