いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

ケーキの切れない非行少年たち

2年ほど前のベストセラー、「ケーキの切れない非行少年たち」を読んだ

 

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

筆者は医療少年院精神科医として勤務していた。

一定数、認知機能が弱い、感情統制がよわい、融通が効かない、不適切な自己評価、対人スキルの乏しさ、不器用さ

などにより、被害者感が強くなったりする。

仕事が続かず、犯罪に走る悪循環があるという。

 

筆者は、

集団生活で自己への気づきがあり、体験や教育を通して、自己評価が上がることが大切だとといている。

 

これを読んで納得したのが、課題設定の大切さだ。

社会活動に支障ある行動をする非行少年に対し、差別や偏見を無くす、という努力より、

差別や偏見が起こりがちな障害、特性を減らすために、学習などを行うほうが、

みんなハッピーだと思う。

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タイトル  ケーキの切れない非行少年たち

著者 宮口幸治