いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

赤と青とエスキース

赤と青とエスキース

 

赤と青とエスキース

を読んだ

あらすじ

「レイ」はオーストラリア留学で出会った、日系人の「ブー」と出会う。

二人は留学が終わるまでの期間限定の恋人として付き合う。

帰国直前に書いてもらったレイのエスキースは、その後色々な場所に巡り、様々な人と人とのつながりを産んでいく。

 

感想

小説ならではの面白さだった!

最後まで一気読みした。

面白かったのは エピローグだ。

 

しかし一番 好きな話は 3章の「トマトジュースとバタフライ ピー」だ。

ベテラン漫画家のタカシマ剣のアシスタントとして働いていた砂川 が大きな賞を受賞 する。

師匠であるタカシマ剣との対談企画で、砂川とタカシマは久々に会う。

タカシマは砂川の才能を目の当たりにし、 複雑な 少しひねくれたような思いを抱く。

しかし、砂川に自分をよく見せたいという思いがなく自分の作品を 広く 愛して欲しいという思いに、見栄や虚栄心にとらわれていた自身に気づく、という話だ。

 

仕事でも スポーツでも仕事でもどんなことでも人と一緒に接すると 必ず 違いがあって 優劣を つけがちだ。

しかし 相手のよう になることだけを望むのより、

得意なことや 才能 も違うのだから、自分にできることを考える のが、一番いいのではないだろうか。

人の目は自分では コントロールできない

そんなものに右往左往するよりも どうしたいかをしっかり考えて生きていくことが大事だと思った。

 

 

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タイトル:赤と青とエスキース

著者: 青山美智子