ちょうど参院選の頃に読んだ本。
本日は、お日柄もよく
幼馴染みの結婚式で、伝説のスピーチライターのスピーチに出会ったこと葉が、
自身が同僚の結婚式でスピーチを行う事になり、スピーチライターに弟子入りする。
その伝説のスピーチライターは政治家の演説のライターでもあった。
これを読んで思ったのは、中身があれば人を集められるし、その逆もしかりでどこに集まるかを自分で決められるのだ、ということ。
こどものころは、自分でなんでも頑張るのがエライ、みたいに思っていた。
他の人にやってもらうなんて楽していてずるい、とも思っていた。
でも、自力でただ頑張るより、優れた技巧を持つ人の力を借りるともっと大きな成果が出せて、それを理解して人を動かせる人が、その人自身も、力を貸した人(動いた人)も、成果の利益を受けられるんだなあと思う。
技巧を持つ人にも、動かす人にもなれないで
今は悶々としている。
人を動かすよりは、私自身は動かす人から乞われる人を目指したいと感じた話だった。
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タイトル 本日は、お日柄もよく
著者 原田 マハ