アンと愛情を読んだ。
デパ地下の和菓子屋でアルバイトする主人公が、和菓子に関連する謎をとく短編連作、第三段だ。
印象に残ったのが、バレンタインデー向け催事応援として空港店から派遣された社員とのエピソードだ。
これを読んで思ったのが、
- 仕事のやり方に絶対的な正解、不正解はない
- 状況に応じてベストな解は違う
- 気づいたときに軌道修正せよ
という3点だ。
顧客の注意を引き、手早く正確に売上を伸ばすこと、お客さまとの関係性を深めること、に違いはあれど、どちらが正解かは断言できない。
違いとして甘んずることなく、改善策を考えることが大切だ、と感じた。
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タイトル アンと愛情
著者 坂木司