赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
まさに表紙の通り…赤ずきんがある目的の旅の途中で事件に遭遇し、
シンデレラ、ヘンデルとグレーテル、眠り姫、マッチ売りの少女
それぞれに関わる殺人事件の真相を解き明かす物語。
どの物語も、よく知る本線のはなしは変わらないまま、実は裏で…というストーリーだ。
元となった童話では「かわいそうで善良な被害者」を、別の視点で掘り下げてあり、
そのギャップにひきこまれ、一気読みした。
人間は多面的で、人に見せる部分はごく一部だな、と感じた。
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タイトル:赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
著者 :青柳 碧人