本は読むけど読んだそばから忘れていく
そんな私にぴったりのテーマと思って手に取った本が
読んだら忘れない読書術。
筆者の主張する記憶に残る読書術のポイントは二つ
「アウトプット」と「スキマ時間」
その二つについて備忘メモです。
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インプットから7から10日以内に3~4回アウトプットする!のが脳科学研究を集約した結果効果的と言われている。
- マーカーとボールペンで書き込む→脳の複数の領域を使って記憶に残りやすくなる
- 内容を要約しながら、相手に伝える。→本の内容を思い出して整理するという工程が入り、アウトプット効果が高い
- 感想をSNSでシェア→人に読ませるので適当なことは書けないし、コメントもついて「楽しく」なる
- さらに書評を書いてみる→アウトプットしないといけない、というプレッシャーがかかって読むと、たくさんの事に気づく。
スキマ時間が良い理由
- 制約時間があるほうが、集中力がアップする
- 作業時は集中力は始めと終わりで強くなる。15分で本を読むと、はじめと終わりの5分、合計10分間が記憶力の高い状態で読書できる。15分4回でも、連続読書以上の効果が得られる
- さらに、高い集中力を維持できる時間の最小単位が15分。
- (スキマ時間とはちょっと違うが)寝る前の睡眠は記憶に残る。睡眠中に頭の整理が進むため。
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感想として、この「アウトプットする前提で本をよむ」と、まったく集中力が違うというか、自分の考えを絡めながら読むので、とても中身についてよく考えるようになると思います。
そう。ちょうど打ち合わせで何か質問をしたり、ファシリテートしないといけない状況のように。中身についてのひっかかりとでもいうべきものが全く変わってくるように思います。
そのほか、読書によって得られるメリット、本の選択術、電子書籍読書、本の買い方の記載もあり。その中で、新たな発見があったのはこちら
「読書は、ストレス・不安を解消する」ということ。
人間の悩み事というのは、大体共通しているものです。
(中略)
こうした悩みに対する解決法は、ほとんどすべて既刊の本に書かれています。
本に書かれている通りの方法を忠実に実践すれば、ほとんどの場合、悩みは解決するか、少なくとも軽減するはずです。
心配事があれば、その対処法について書かれた本を1冊買ってきて読めばいい。「言語情報」によって不安は軽減し、「解決法を知る」ことでストレスも軽減するのです。
静かな場所で6分間読書すれば、ストレスを3分の2以上軽減できるということになります。
読書でのストレス解消は、読書をすることで本の世界に意識をどっぷりつからせること=現実からの回避とリフレッシュ と考えていました。
自分の悩みについて本を読むことで、解決策のヒントがある、また、何とかなるということがわかる、というだけで、ストレス解消につながる、という視点で読書を考えたことはありませんでした。
そういった期待を込めて、これからも本を読みたいと思います。
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タイトル:読んだら忘れない読書術
著者:樺沢紫苑
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