一見、なんてことのない日常の裏に潜む、非日常のことが起こる短編集。
中でも一番印象に残ったのがこちら。
ロマンス☆
4歳の娘を持つ母親がイケメンのフードデリバリー配達員を見かけ、その人に会いたくて初めてデリバリーを使う。
しかしなかなかそのイケメンは現れず、繰り返し繰り返し注文を頼む。
感想
どこで歯車が食い違ったのか
どこまでが正常でどこまでが狂気なのか。
いつどこでズレるか分からない、そんな怖さを感じる話だった。
相手の真意は分からない
善意・真っ当でない可能性もある
そんな怖さをひしひし感じた。
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タイトル ツミデミック
著者 一穂ミチ
出版社 光文社
