いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

自分がどうしたいか、目的意識を持つことが大切。誰と一緒でも疲れない、「聴き方・話し方」のコツ

人付き合いや、コミュニケーションが必要な場面で、よく、

・あんなことしゃべってしまった

・全然しゃべれなかった

なんてあとから落ち込むことも多々あります。

 

この本では、コミュニケーション力をうまく話すこと、盛り上げること、会話の中心にいることではなく、目的に応じて相手とうまくやり取りできること、と定義してます。

そのため、「うまくしゃべるため」のテクニックの紹介ではなく、コミュニケーションの悩みに対してのヒントがたくさん例示されています。

  • 質問するのが苦手
    →聞いたことが腑に落ちるまでの時間には個人差がある。何日か経ってようやく疑問点が明らかになるもいる。これは先天的な要素が多い特質。
    「後から質問を思いつくタイプです、後から疑問点が出てきたら改めて質問させていただきたい」旨を伝えれば、問題は相手に関する関心ではなくこちらの頭の構造の問題と伝えられる。
  • 悪口は共感しながら聞かないと自分も悪口を言われそう
    →「共感するが悪口を言わない」選択肢がある。「いろいろ大変だよね」というような相槌を打てば共感,していることは伝わる。
    悪口を言わないことが理由で悪口を言われたら、相手の領域に問題がありよほど自分に自信がない人だろうと、相手の領域の問題としてとらえる

 

ビジネスの場では、うまく伝えることではなく、説明で相手が不明点がありそうなら「説明がわかりづらかったかもしれないので不明点は聞いてください」、すぐ反応できなければ、「こういうタイプです」と伝えるなど、「コミュニケーション相手の力を借りていく」。
あくまでも最後は自分で決めるという気持ちは必要だと思いますが、相手を頼る方法も大事だと思いました。

 

また、悪口に乗ってしまった場合、ついつい後で後悔するもの。
自分が腹の立つことは、覚悟を決めて自分の考えをいう、でも、そこまで思うほどではないようなことは、相手の思いに共感するにとどめるよう意識したいです。

いずれにしても、相手に流されないで自分はどうしたい、というのをはっきり意識することが大切で、自分軸で考えて初めて「目的に応じて相手とコミュニケーションをとる」ということができるんだと思います。

流されるだけのコミュニケーションは早く卒業できるよう、意識して過ごしたいと思いました。

 

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タイトル:誰と一緒でも疲れない「聴き方・話し方」のコツ

著者  :水島広子