いろんな本を読んでみる

本を読み散らかすだけじゃもったいない!ので、読んだ本を記録します

小さな習慣

小さな習慣 を実践している

小さな習慣

小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動のこと。

筆者は例として腕立て伏せ1回 を上げている

 

簡単すぎて、やらない方が気になって落ち着かない というレベルまで取り掛かりのハードルを下げることで、行動を習慣化出来る、というのが著者の主張だ。

 

これを読んで、私も毎日スクワット1回 を目標にあげてみた。

お陰で、最低1日10回、だいたい1日50~100回(朝昼晩等に分けて)、のペースでここ1ヶ月くらい継続できているのだ。

 

そういえば、別の本でも、

やる気のスイッチはなく、やっているうちにエンジンがかかる

と主張している本があった。

この小さな習慣とはやる気のエンジンをかける仕組みだろう。

 

やる気は、他人やモノが引き出してくれるものじゃなく、自分の気持ちの問題である。

 

つい、何でも解決する夢のソリューションがこの世のどこかにあって、と現実逃避したくなることもあるが、

地に足をつけて、経験を積み重ねることが、何かを変えるには不可欠だ、と、

改めて感じた。

 

 

 

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タイトル 小さな習慣

著者 スティーヴン・ガイズ

 

 

夜が明ける

夜が明ける を読んだ

 

夜が明ける

 

父が借金を作って自殺した俺。

報道のみちをこころざすも、小さな芸能プロダクションに就職、過酷な労働環境、ハラスメントを受けながら、いつまでもADから抜け出せない必死で働く。

貧困のなか虐待を受けていた高校時代の友人アキも苦しい生活から抜け出せないし、生活保護にも頼れない。

 

貧しさ、とか、立場の弱さ、という理不尽さ努力だけでは越えるのが難しく

世間が変わらないと、ひとりの頑張りでは限界があるということだ。

 

俺 の後輩 森の行動は救いに感じる。

 

自業自得とか、自己責任とか、そんな言葉は、その人が安心して暮らせるようになって、本当に、心から安心して暮らせるようになってから、初めて考えられるんだから。初めて負える責任なんだからって。

頑張っても、頑張っても、ダメな時はありますよね?

我慢を続けたら、きっと、声を上げた人を恨むようになっちゃうと思う。

苦しかったら、助けを求めろ

 

これを読んで思ったのが、

助けを求めるのって、じつはものすごく難しいのかも、ということだ。

自分でなんとかしないと、と頑張ってしまいがちなのではないだろうか。

 

人との勝ち負けのために戦うのではなく、

自分にとって大切なことを守るために時に抗い、時に助けを求めることが大事だと思った。

 

 

 

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タイトル 夜が明ける

著者 西加奈子

 

 

傑作はまだ

傑作はまだ

 

傑作はまだ

引きこもりの小説家 加賀野正吉のもとに、25年間一度もあったことのない息子 智が突然やってきた。

 

加賀野は全く人との接点がないまま50歳になっていた。

人当たりのよい智とともに、短い共同生活を送る中で、

智を介して自治体やコンビニ店長等と少しずつ交流が生まれいく。

 

一人で過ごしていれば、そういう醜いものすべてを切り捨てられる。ストレスもいやらしい感情も生まれない心は、きれいで穏やかだ。しかし、こんなふうにうれしい気持ちになることは、一人では起こらない。

 

この本の中で一番印象に残ったフレーズがこれだ。

テレワーク普及で引きこもろうと思えば引きこもれるようになった。

でも、

人と関わらないことで

自分に価値がないと落ち込んだり、他人の目を気にしなくてよいということから得られる平穏と、

人と関わることで時に面倒も引き受けつつ、それでも日々に喜びを感じられることと、

どちらが幸せだろう、と考えたら、

 

自分の思うとおりに行かないことがあっても

人と過ごすことで得られる幸せのほうが価値があるように感じる。

 

どうしても、いやな目にあったらもう一度引っ込めばいい。

 

プラマイゼロより、

マイナスもあるけどプラスもある環境で

過ごしたいなと思った。

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タイトル 傑作はまだ

著者 瀬尾まいこ

 

 

 

自分の意見で生きていこう

自分の意見で生きていこう

 

自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

 

自分の意見で生きていこう

を読んだ。

 

恥ずかしながら、、反応と意見の違いを意識して考えたことがなかった。

反応と意見の違いを実例で見て、

仕事の時に私は「反応」しかしてなかった!と

いまさらながら愕然とした。

 

ものすごい知識量やスキルが豊富とか、

課題発見とその解決策が検討できるとかいうわけでもないのに、

仕事のできる人とそうでもない自分がいて、

自分は何が違うんだろうか…と漠然と感じていた。

 

「決断できるかできないか」と思っていたが、

決断の以前の問題として、

「意見を言えてるか言えてないか」が肝なのかもしれない、と

この本を読んできづいた。

 

「反応」に逃げたくなったら、この本を思い出して「意見」を言うようにしてみた。

「意見」を出すと、それに対してさらに「意見」が返ってくる。

そうすることで議論が進み、方向性が決まっていくということを

実感として手ごたえを感じられる。

 

やっぱり、「意見」をいうのは結構苦しい。的外れなことをいうこともある。

ずっと、「反応」に逃げてきた自分が、簡単に「いい意見」なんて出せるようにならない。

「つまらない意見でも出していい」という役まわりでもいいから、

自分から意見を出すことを続けたいと思った

 

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タイトル 自分の意見で生きていこう

著者   ちきりん

 

 

空気を読んでも従わない

「空気」を読んでも従わない: 生き苦しさからラクになる (岩波ジュニア新書)

空気を読んでも従わない を読んだ

世間 と 社会 を対比させて整理した上で、

なぜ日本人が空気を読むのか

空気を読んで生きづらくなったときの対処法

が挙げられている。

 

これまで

空気を読む

空気を読まない

の2択で考えがちだった

 

空気を変える

空気のしくみを理解して利用する

という観点は非常に参考になった。

 

これは、空気を読む読まないに限らないことだと思う

手詰まりに見えても別の方法が見つけられることもある。

困ったなーで思考停止せず、

状況や原因を分析することが大事だと思う。

 

岩波ジュニア文庫で読みやすい。

困ったときまた読み返したいし、

クラス・集団に属する誰もに読んで欲しい。

 

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タイトル 空気を読んでも従わない

著者 鴻上尚文

 

片付け脳

片づけ脳

片付け脳 を読んだ

これは、脳内科医による脳の本で、片付けかたの本ではない、という点で要注意だ。

 

片付けをするには脳の各種機能を使う。

脳の各種機能を活性化させる具体的ハウツーを紹介する

ということが主眼なのだ。

 

(巷のお片付け本ほど詳しくない)

 

 

この本を読んで気づいたのは、片付いた状態をキープするには、片付ける以外にもいろんな要素が必要、ということだ

 

判断基準を磨くだけでなく、

部屋のようすが目にはいる

実行に移せる

一緒に暮らす人を巻き込むために考えを伝えられる

 

といった諸々が、片付けには必要だと改めて感じた。

 

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タイトル 片付け脳

著者  加藤俊徳

 

 

誰にも嫌われずに 同調圧力をサラリとかわす方法

誰にも嫌われずに 同調圧力をサラリとかわす方法

を読んだ。

 

誰にも嫌われずに同調圧力をサラリとかわす方法

 

正直、タイトルだけ見たときは、

無理!

って思ってしまった。

 

なぜなら、

同調圧力をかわす=空気読めない=嫌われる??

という図式が頭の中に出来上がっていたから。

 

しかし、この本の趣旨としては、

同調圧力「かわす」「かけない」「あえて活用する」

ことを主眼としている

 

そのために、大事なことは

精神的に安定した人になる

ことであり、そのためには

自分の気持ちにだけ注目する

と著者は説いている。

具体なやり方とそれによる変化については

「本当は何も感じていない」と唱える→同調圧力の洗脳から解放される→「私ってすごいかも!と感じられる」→どんどん目の前のことが楽しくなってきて自然と極めていってしまう…というような流れで、自分を変えていける

 

さらに、同調圧力の良い面にも着目し、

前向きな同調圧力で組織の力をUPさせ、自分の評判を上げることにも活用できる、

と述べているのだ。

 

これを読んで、

「自分がどうありたいか」「人より自分の気持ちを大事にできているか」

と考えることの大切さに気付いた。

 

人を基準に考えていると、いつまでも人のことなんて「わからない」

そんな「わからないもの」に右往左往すると疲弊するのも当然だと思う。

しかもそこには自分がどうしたいかがないからつまらない。

 

また、同調圧力をうまく使うという観点では、

学生時代のことを思い出すと、

イベントなど「めんどくさいー」「ださいー」とやらないという選択肢もあるが、

思いっきりやったら結構楽しかったりする。

 

社会人になってからも、仕事に関する資格取得等に積極的に名乗りを上げれば、

同じ時期に資格取得しようとする人と励ましあって頑張れるし、

結果、難しめだったり需要の多いスキルの資格が取れれば

社内の評価だけでなく、自分自身の「市場価値」自体が上がる、ということは

実感できる。

 

「自分がイキイキ生きるためのヒント」になる本だと感じた。

 

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タイトル 誰にも嫌われずに同調圧力をサラリとかわす方法

著者 大嶋 信頼